海外通信 ~from Bangladesh~ 12期 早川 友歩

  • 早川 友歩
    Yuho Hayakawa
  • 2022年9月現在
    独立行政法人国際協力機構(JICA)バングラデシュ事務所

人力車、オート三輪と日本車が通りに溢れるダッカから

12期の早川友歩と申します。2020年の6月から、国際協力機構(JICA)のバングラデシュ事務所長としてダッカに赴任しています。当地では、地下鉄・高架鉄道や首都空港の拡張、深海港建設など巨大プロジェクトや、初等教育のカリキュラム改訂、看護師の育成、そしてコロナ対策など、日本のODAで幅広い支援が進んでおり、忙しく過ごしております。
高い人口密度もあり、新型コロナの感染爆発が懸念されていましたが、人口当たりの感染者数・死者数は、医療水準を考えると、今のところ少なめに抑えられています。それでも、感染リスクと事業推進のトレードオフに苦しむ毎日です。
バングラデシュといえば、かつては貧困、洪水のイメージ。キッシンジャーには「底の抜けたバスケット」と言われたことすらあります。しかし近年は繊維産業にけん引され7~8%成長が続き、コロナ禍の2020年ですら4%近く成長。今や、アジア最後の成長フロンティアと呼ぶ人もいます。ぜひご注目ください!
1971年の独立後に、日本が先進国の中でいち早く独立を承認し、援助を開始したこともあり、バングラデシュは親日家の多い国です。ダッカを走る車も大半は日本車。とは言っても、日本の経済や技術・産業への憧憬が低下していることを肌で感じます。日本についても「最新技術の国」というよりは、「清潔」・「秩序だっている」などと言われるほうが多いように思います。また知識層には高齢化の進展も知られています。30歳未満が55%を占める若い国にとって、日本の風景は衝撃的なのでしょう。
パンデミックでは、人命、経済と倫理の問題が世界中の人々に依然突き付けられています。その中でも、日本も自身の実力を直視し、国の在り方を真剣に早く再定義しないといけない。優しくシャイな人々が躍動する伸び盛りの国で、活力をもらいながらそんなことを強く感じています。


早川 友歩 EMP12期/国際協力機構(JICA)バングラデシュ事務所長。(2021年3月時)
1991年海外経済協力基金に就職。国際協力銀行ハノイ事務所、JICAで東南アジア・大洋州部、広報室、イラク事務所、人事部等を経て現職。スーパーで一見新鮮そうな鮮魚(魚カレーなど海・川魚を食べる文化なのです)を見かけるたびに、日本食が恋しいあまり、もしかして刺身でも食べられるのでは?と誤った誘惑にかられる単身生活です。


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