修了生インタビュー

  • 和田 拓己
  • 2022年6月現在
    プルデンシャル生命保険株式会社
    プレジデントオブDCC付・マネージャー

EMPで紡ぐ縦糸と横糸と

EMPの2期生として参加したのが2009年4月で。早いものでもう干支がひと回りし、EMPも現時点(2022年5月)で第26期が開講されているところである。
EMPでの学びは、まさに「人間を良い意味で束縛から解放するための知識や、生きるための力を身につけるための手法」と定義されるリベラルアーツのごとく、またEMPの曼荼羅が示すように、幅広い教養に触れ吸収する貴重な機会となった。
普段の仕事では専門領域の範囲、もしくはせめて業界の周辺領域までを考察するところに止まっていたが、講義および最終レポートを制作する過程で同期の仲間と、業務を離れ広く深く議論し一つの智に纏め上げる工程を通して自らの知見を広げていくことができたと思う。なお、受講中にも感じたことであるが、EMPのおかげで新聞を読む際に理解できるところが増えてしまい、読むのに時間が掛かるようになってしまったのは嬉しい悲鳴である。

修了後も、(EMPの原則としては禁止されているが(笑))、同期会も定期的に開催し交流を深めている。また修了時の旅行の他に、修了から数年後には修学旅行を企画し、福山、広島、山口を旅したこともあった。
個人的には2期生同期の神藏さんがEMP修了後に新たな学びのビジネスとして始められたオンラインEMPとも言える「大人のための教養講座 10MTV(テンミニッツTV) 」(https://10mtv.jp)にてポストEMP的に学びを継続させていただいている。EMPにて講義いただいた先生も多数講義されており、自身の知識のアップデートに役に立っている。学び続ける姿勢を身につけられたことも受講後の変化であると思う。
また、EMPを経て私自身は東洋哲学により興味を持つようになり、その方面の学びを深めているところだが、それも踏まえてEMPでの学びの恩返しも兼ねて日々ブログを書いており、それをきっかけに同期の方の会社において講演をさせていただく機会にも恵まれた。

さらに横の繋がりだけではなく、縦の繋がりとして、2020年4月に高梨直紘先生のリーダーシップと岡村定矩先生のサポートのもとで始まった、コロナ禍でのオンライン自主勉強会であるEMPゼミは大変勉強になった。1期から22期までの幅広い期から50名以上の方が参加・発表されたこのゼミは、ポストEMPの新しい学び方を提示いただいたと思う。
早稲田大学の入山章栄氏は、「イノベーションのために、なるべく遠くの知を手に入れることが大切である」と、「知の探索」を薦められているが、まさにEMPでは修了後もこうした横糸と縦糸の繋がりを保ち、深化させていく人脈作りができたことも人生の大きな果実だと感じている。


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