PostEMPスクール第6回 「構造変化の波にさらされている航空機産業と他産業への示唆」
概要
スピーカー | 伊藤慎介(7期受講生) |
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内容 | 「構造変化の波にさらされている航空機産業と他産業への示唆」 |
リチウムイオン電池のトラブルもあり、ボーイング787が注目されていますが、このプログラムには数多く日本企業が参画しています。戦後の7年間、GHQより航空機にかかわる一切の取り組みを禁止された状況から日本の航空機産業は1952年より再開しました。戦前には世界有数の技術力を誇っていた日本の航空機産業が、米国を含む周辺各国との微妙な軋轢の中で産業規模を拡大させてきた産業の歴史をご紹介するとともに、航空規制の緩和に端を発した構造改革が世界レベルで進む中で、日本の航空機産業が大きな分岐点に差し掛かっている実態をご紹介し、従来のモノづくりの発想ではとても競争できなくなっている状況をご紹介します。
講師の略歴
- ・1999年
通商産業省(現・経済産業省)入省。 - ・2005年
自動車課にてリチウムイオン電池の技術開発プロジェクトを立ち上げ、電気自動車の普及策を立案。 - ・2007年
情報経済課にてスマートハウス、スマートコミュニティ(日本版スマートグリッド)の構想を提案するとともに、実証プロジェクトを立ち上げ。 - ・2010年
インフラ輸出、クールジャパンを担当する戦略輸出室/クールジャパン室に異動。 - ・2011年6月〜
航空機産業などを担当する航空機武器宇宙産業課 課長補佐を担当。