PostEMPスクール第19回 「海外公共事業への支援 」

活動内容-松本勝男

概要

スピーカー 松本勝男(13期受講生)
内容 「開発援助の実態と課題」


日本もかつては、海外からの援助を受けており、1990年に完済しました。松本さんは、独立行政法人 国際協力機構(JICA) の開発部隊に所属しており、海外案件をいくつか最初から完了まで担当されました。日本の海外支援は主に借款、平たく言うとローンですが、返済は、30年で1~3%程度の金利(相手国の情勢次第でもっと低くするケースもあるそうです。)返済をかっちりして来た途上国は、自分達が必要として考えていた事業であるため、支援により確実に発展してきており、アジアの国々は、支援から卒業しつつあります。最近では日本の中小企業も海外進出をしており、JICAの仕事は、増えています。 かつては、一兆円の規模で行われましたが、今は5000億円レベルになりました。一つの案件の支援決定までに時間がかかるなどの批判を受けることがあります。
今は、インドが最大支援国になっていますが、インドは、大変人口が多く、仕事を作るほうを優先して、「重機」を持ち込まず、人海戦術で労務費を掛けたほうが安い土木工事もあり、このあたりの事情を知らないと受注で負けてしまう事があります。農業の次に、製造業を含む工業が追い抜かれ、ITが先に発展しました。


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